高級な化粧品は肌を甘やかす!?巷に広がる噂を検証

Check記事のポイント
  • 肌の“自然治癒力”への過信をやめて自分に合った化粧品を
  • 変化する肌タイプへの対応が重要
  • 無添加だから安心とは限らない

「自分の年齢よりも上の世代の化粧品を使ったらそれに慣れてしまい、効果が薄くなる」

「高級な化粧品を使用していると肌の“自然治癒力”が弱まってしまう」

など、多くの人が信じている通説。

しかしこれは本当に正しいのでしょうか?

また「オーガニック」や「防腐剤フリー」だから安心、など多数の人に受け入れられている認識についてはどうでしょうか?

今回は化粧品を選ぶ基準として影響力のある巷の噂について、皮膚の構造や製造過程などの観点から徹底検証します

肌の“自然治癒力”を高めるには高級な化粧品を使わない方が良いのか

医療の現場で薬を処方されるときに「強い薬は怖いので、自分の自然治癒力を高めて病気を治したい」という患者が大変多いのだそうです。

そもそも人間に備わった自然治癒能力を信じての希望ですが、実は近年の研究では、

弱い薬を使用していれば治癒力が高まって強い薬を処方しなくてもよくなる

という結果は得られていないのだそうです。

それと同じように

効果が高く値段も高級な薬やスキンケア商品を使うと肌機能が低下する

という結果も得られていません。

自分の自然治癒力に任せるのではなく、スキンケアに関しては自分の肌質や肌の状態に適した商品を使うことが正しいと言えるのです。

自分の現在の肌状態を良くするための化粧品が自分より上の世代をターゲットとしていたとしても、その商品を使ったからと言って「肌が甘やかされる」ということはないのです。

恐れずに自分に合ったスキンケア商品を選びましょう。

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By: Alex Pascual Guardia

では自分に合った化粧品とはどのようなものでしょうか。

目安となるのが敏感肌、乾燥肌、などの「〇〇肌」という考えです。

しかし自分は「脂性肌」「乾燥肌」「混合肌」「敏感肌」…とひとくくりにして考えている人は注意が必要です。

なぜなら肌質というのは季節や生活習慣、生理周期などによっても変化するためです。

「生理前は肌表面がべたついてニキビができやすく、空気が乾燥する冬だけは乾燥肌になる」、「寝不足が続いて皮脂が過剰に分泌されるようになった」という人もいらっしゃるでしょう。

同じ人でも年齢や季節、生活習慣などによって肌質が変わるのに、ずっと同じスキンケアというのはかえって不自然なことなのです。

自分の肌タイプを決めつけるのではなく、その時の状態に応じてスキンケア商品を選ぶのが正解です。

自分の肌の状態をしっかりと見極め、柔軟にお肌をケアしてあげましょう。

「無添加だから安心」。本当にそうでしょうか?

By: Moyan Brenn

最近では「保存剤フリー」「パラベンフリー」など、ケミカルなものが入っていないことをアピールする商品が急速に増えています。

化学物質が多く含まれているよりは、自然由来の成分の方が肌に良い気がするというのは消費者として当然の感覚だと考えられます。

ただし、保存剤や防腐剤が含まれていない商品は、保存状態によっては目に見えない細菌を増やしたりカビを発生させるリスクが大きくなるというデメリットもあります。

皆さんはこのような経験がありませんか?

  • ヒーターや暖房の風が直接当たるところにスキンケア商品を置いていたこと
  • 直射日光が当たるところにスキンケア商品を置いていたこと
  • 化粧品サンプルなど使い切りのものを2回以上に分けて使用したこと
  • スパチュラなど専用のヘラを使わずダイレクトにボトルに指を入れて使ったこと
  • ボトルやチューブのふたをしっかり締めていなかったこと

実はこのような日常によくある行動が、化粧品に菌を付着させたり酸化を進めてしまうことにつながってしまいます。

残念ながらお肌に良いはずの無添加化粧品には菌に対抗することができず、安全性が低くなってしまうリスクをはらんでいるのです。

防腐剤フリーの商品の中に、冷蔵庫での保存が必要なものや使用方法に注意しなければならないものが多いのもこのためです。

また「植物由来」や「オーガニック」、「食べられるもの」だから安心かと言うと、そうとも言えません。

なぜなら天然のものでも害が出るものもあれば、アレルギー反応が出る人もいるからです。

食べてアレルギーが出なくても肌につけてアレルギーが出る例もあります。

自分のお肌と生活習慣、保存環境を考えた化粧品選びを

もちろんすべての無添加商品が悪いというわけではなく、防腐剤や保存剤が含まれていない商品を選ぶ場合は管理をしっかりと行うことが重要です。

もしも管理に不安がある場合は防腐剤の入っている商品を選んでも良いでしょう。

日本の化粧品安全性試験は商品になるまでに様々な観点で繰り返し行われ、安全基準も厳格と言われています。

ただし自分の肌に合う、合わないの問題があるため新しい商品を使う場合は原材料を確認する習慣やパッチテストを行いましょう

「オーガニック」「無添加」「植物由来」などの言葉のイメージに流されるのではなく、自身の肌や生活習慣、化粧品の保存環境などを総合的に考えて化粧品を選ぶ視点を持っていただければ、本当の意味での安全な化粧品を選ぶことができますね。

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