- 美容のためには「水は飲めば飲むほど良い」とは言えない
- ヘルシーなイメージのスポーツドリンクや栄養ドリンクには要注意
- 温かいハーブティーが美肌やダイエットには最適
近年は毎日、たくさんの美容法が生まれては消える、言わば美容情報の氾濫状態です。
「水は飲むほどダイエット効果が高まる」という美容法もあれば「水を飲みすぎるとむくむので飲みすぎないように」と訴えるものもありますが、本当のところどうなのでしょうか?
今回は本当にダイエットや美容に効果的な水分の摂り方を考えます。
海外セレブのように1日2リットル以上水を飲むのが良い!?

実際に綺麗になる水分摂取とはどのようなものでしょうか?
結論から言うと、「身体が必要とする分だけ飲む」ということが言えます。
言い換えると、1日3リットル必要な人もいれば、1リットル飲めば十分な人もいるのです。
よく海外セレブの○○は水を一日4リットル摂って痩せたとか、モデルの××は1日3リットルも水を飲んで空腹を満たしスレンダーボディを保っているといったような情報を聞きますよね。
あれほど美しい人たちが苦労して水分を摂っているのだから私もたくさん水分を摂ろう!
と考えるのは実は早合点です。
なぜなら人それぞれのライフスタイルや体質などから何をどれだけ摂るか、という選択が非常に重要だからです。
スポーツドリンクはヘルシーだからダイエットにも良い?

熱が出たときやスポーツ中に飲む人が多いスポーツドリンク。
「何となくヘルシーで健康によさそう」「カロリーオフのものもあるし…」
というイメージで気軽に日常的に飲んでいる人も多いのですが、実際にスポーツドリンクには500mlで角砂糖10個分の砂糖が使われているものもあります。
確かに体力を消耗し、十分な食事がとれないような病気をしているときやハードなスポーツをしている時の水分補給には適していますが、普段の水分補給に飲むことは美容と健康の観点からは避けたいところです。
カロリーオフのものは砂糖の代わりに人工甘味料が使われている点がむしろマイナスポイントです。
以前「カロリー0はダイエットの敵!?本当に摂りたい自然派甘味料3選」の中で、人工甘味料は更なる甘味を求め、むしろダイエットの敵となることをご紹介しましね。
同じ理由で甘いのにカロリーオフのスポーツドリンクはかえって血糖値の急上昇と急降下を引き起こし、ダイエットには不向きだと言えるでしょう。
健康ドリンクは元気がでる!は実は錯覚

元気を出したいときに健康ドリンクを飲んで気合いを入れる人もいると思います。
確かに飲んだ後は本当に元気が出たような気がします。
しかし健康ドリンクの正体とは実は、大量のブドウ糖とカフェインにビタミン類を加えたものがほとんどです。
実際にブドウ糖は身体に取り入れるとすぐにエネルギーに変換される上、カフェインで目が覚めるので本当に身体が元気になったように感じるのですが、残念ながら一時的なものであるため本当の意味での回復や休息にはなりません。
ビタミン類が入っているのですがサプリメントと同様、元気になる即効性まではないのが実際のところです。
カフェインは過剰摂取による中毒性があり、切れたときにイライラしたりと禁断症状がでる可能性もあり、糖分の摂りすぎは脂肪になるのはご存知の通りです。
これらの理由から健康ドリンクは1日1本など常用せず、飲みすぎを控えた方が美容と健康的と言わざるを得ません。
常温か温かい飲み物を取る習慣を

習慣的に冷えた飲み物を飲んでいる人も多いと思いますが、冷たい飲み物は身体を内側から冷やし、肌代謝を低下させてしまうことが分かっています。
夏場やお風呂上りは特に冷たい飲み物を飲みたくなってしまいますが、美容のためには夏場でも常温か温かい飲み物を選ぶのがベターです。
レストランでドリンクを頼むときは氷抜きにしてもらうのも一つの美容習慣ですね。
また「適度な水分」というのは個人差があるため一概には言えませんが、飲みすぎると尿として出てしまうだけではなく、身体が処理しきれなかった水分はむくみの原因や胃腸を壊すことにつながることもあります。
温かい飲み物であれば飲みすぎを防ぐこともできるので、むくみの予防にも役立ちます。
温かいハーブティーは女性と美容の救世主

コーヒーや紅茶、緑茶などは神経興奮作用を持つカフェインを多く含むため、睡眠を妨げる可能性があるため、夜20時以降は避けた方が良いと言われています。
緑茶はダイエットに効果的と言われていますが身体を冷やす働きもあるため、冷え性の方は注意が必要です。
しかしこれらの心配がなく、ストレスの改善も期待できるのがハーブティー。
カモミールティーは眠気を誘う作用があり、紫外線をたくさん浴びた日などはビタミンCがたっぷり入ったローズヒップティー、むくみが気になるときは利尿作用があるハイビスカスティーなど、種類が豊富なのも魅力の一つです。
お肌や身体の不調に合わせてブレンドされているハーブを選んで飲むのも、優雅で楽しいリラックスタイムになるでしょう。
まとめ
人間にとって必要な水分ですが、飲みすぎることでむくみや身体の不調につながることが分かりました。
身体が必要な分だけを飲むためにも冷たい飲み物のがぶ飲みをせず、胃に優しい温かい飲み物を選ぶようにしたいですね。
食べるものだけではなく、飲み物にも気を配って健康的に美しくなりましょう!
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